『ウイルスと細菌 ~ 特徴と症状 ~』

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2005.1.25号

~ 目次 ~

はじめに

皆様は、『毒』という言葉から何を想像されるでしょうか?

キノコ? ヘビ? 化学物質? それとも・・コンピュータウイルス?

たとえば、冬場の乾燥した季節によく流行するインフルエンザ。ご承知の通り、インフルエンザや風邪はウイルスが原因です。このウイルスという言葉は、ラテン語で『』という意味です。

人間にとっては生命も脅かしかねない怖い存在。病気や生活習慣の乱れ・ストレス・加齢などで免疫力が落ちていると、ここぞとばかりに私たちの身体(細胞)に入り込んで、正常な細胞活動を阻害あるいは破壊してしまいます。

しかも、ウイルスを退治してくれる薬は、医療が発達したといわれる現在も存在しません。今回は、その『ウイルス』がテーマです。

以下、本文です。

ウイルスとは?

細菌とウイルス

細菌とウイルスともに、私たちには見えず、身体に入り込んで病気の原因になることがあり、伝染することもあるので同じモノ(生物?)のように感じます。

デモ、違うモノです。その姿がわかるようになったのは、細菌で光学顕微鏡の性能が良くなった130年ほど前、ウイルスは電子顕微鏡が発明された60年ほど前で、ごく最近まで『謎』でした・・しかも、まだまだ謎も多いのです。

大きな特徴を挙げると、

 1)細菌(バクテリア)

人体には500種超の細菌が存在するといわれ、ほとんどの細菌とは仲良く共生。

大きさ 赤血球など動物細胞の約10分の1(1ミクロン)
細胞 DNA(遺伝子)もあり、タンパク質合成も増殖も自身で行う。
種類 現在約1,300種が知られ、内約50種が人への病原菌になる。
代表例 大腸菌、赤痢菌、ピロリ菌、結核菌、ブドウ球菌、サルモネラ、ボツリヌス菌、チフス菌、コレラ菌、ジフテリア菌等々。

 2)ウイルス

人や動植物だけでなく、なんと・・細菌に感染するウイルスもいる。

大きさ 動物細胞の約100分の1(100ナノメートル)
細胞 DNAまたはRNAを持つが、自身での遺伝物質複製(代謝)ができず、他の生物の細胞(宿主)に侵入し増殖する。
種類 風邪の原因となるウイルスだけでも200種以上。
代表例 インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、肝炎ウイルス、ライノウイルス、風疹ウイルス、ポリオウイルス、エイズウイルス

※原子を1とした場合の大きさは、ウイルス=約1,000倍、細菌=約10,000倍、動物細胞=約100,000倍。

代表的ウイルスの特徴と症状

ポリオウイルス 口などの粘膜で増殖し、血流に乗って全身に飛び火。小児マヒなどの要因。
ライノウイルス / コロナウイルス / アデノウイルス 鼻や喉の粘膜を破壊、鼻水・喉の痛み・咳など上気道の症状。風邪の要因。(普通感冒)
インフルエンザウイルス 38度以上の急激な発熱、悪寒・筋肉痛・関節痛・頭痛・全身倦怠感など。とくにA型は強力。
肝炎ウイルス A・B・C型などがあり、肝臓細胞が標的。B型は肝硬変や肝がんの要因にも。
ヘルペスウイルス 潜伏期があり、免疫力が落ちたときなどに発症。性交で感染する2型は、新生児の皮膚炎や脳炎発症にも影響。子供の水ぼうそうや神経が刺激されて激痛が伴う帯状疱疹は3型。
エイズウイルス ご存知、現在もっとも恐れられるウイルスの一つ。免疫細胞(ヘルパーT細胞)を標的にするため、人のウイルスや細菌に対する対抗手段『免疫力』が奪われてしまい、無防備状態。
新種コロナウイルス こちらも感染力と致死率の高さで恐れられるSARS(重症急性呼吸器症候群)、の要因。38度以上の急激な発熱・咳・息切れ・呼吸困難など。
鳥インフルエンザウイルス(H5N1) 通常の風邪は呼吸器や腸のみが標的だが、H5N1は全身の細胞が標的となり病原性が強力。ワクチン製造が困難で、致死率も高い。何万羽・何十万羽の鶏が一斉に処分される光景は、その強力さの裏づけ。

※原子を1とした場合の大きさは、ウイルス=約1,000倍、細菌=約10,000倍、動物細胞=約100,000倍。

参考資料ワクチン

病原体(ウイルス)の病原性を弱めたもの、あるいは不活性化したものをあらかじめ接種して免疫を獲得しておく。感染しても、その免疫力で押さえ込める。俗に言う「予防接種」。しかし、ウイルス自体も進化しているので、追いかけあいの様相も。

対策

 予防

 感染したら

「最近よく風邪をひく」「風邪をひいたらなかなか治りづらくなった」という人などは要注意!また、幼児や高齢のご家族がいる場合、免疫力が弱いので十分サポートしてあげましょう。

とくに、乳幼児の場合は脳症・中耳炎を併発したり、高齢の方は普通の風邪でも気管支炎や肺炎につながることがあります。

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一般のニュース記事から

 中国の水質汚濁、深刻 3億人の飲料水が不適(12/28)

中国政府は、中国の水質汚濁が深刻化し、農村部の3億人は安全基準に適さない水を飲んでいるとの実態を明らかにした。

新華社電によると、汪恕誠・水利相は27日の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会で、全国の3分の1の工業排水と3分の2の生活排水が汚水処理を施されずに河川などに直接捨てられており、化学肥料と農薬の大量使用も重なって汚染が拡大していると指摘。

中国の主要な湖52カ所のうち、31カ所の汚染が深刻とした上で「わが国の水の安全は重大な脅威に直面している」と訴えた。(共同通信)

⇒私たちの食卓に急増中の中国野菜・・ちょっと・かなり・大変気になります。


 肥満でも数キロやせれば肝機能改善も、順天堂大が解明(1/9)

肥満している人は、体重を数kg減らすだけでも低下した肝機能などが短期間で改善する可能性の高いことが、順天堂大学医学部の河盛隆造教授らの研究でわかった。

厳密な食事制限や激しい運動をしなくても小さな目標達成が体調改善のカギ、という結果で、意志の弱いお父さんには朗報と言えそうだ。

研究では体重100kg前後の30~40代の男性15人に、医師の指導のもと食事制限や運動を3か月行った。スタート時点では、全員が、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数(BMI)30以上という肥満体だった。

結局、3か月かけて体重は平均6.5%、6.7kg減ったが、一般的に25以上が肥満とされるBMIは、指導終了後も全員28以上のままだった。

ところが、検査数値は肝臓内の脂肪が平均で38%も減少。中性脂肪や肝機能の指標となるガンマGTPの数値も正常値に近づいた。(読売新聞)

⇒とりあえず肝機能改善を達成しても、やっぱり総合的にはBMI改善を目指しましょう。そう・・食生活改善・運動・ストレス対策です。


 ペット長生き、平均寿命イヌ11.9歳、ネコ9.9歳(1/12)

国内でペットとして飼われている犬と猫の平均寿命が急速に延びていることが、東京農工大の林谷秀樹・助教授の全国調査で明らかになった。

人間の年齢に換算すると、1990-91年の調査時より、犬は約17歳、猫は約24歳も長生きするようになった。ワクチン接種が普及し、感染症が急減したため。死因は人間と同様、がんや心不全など加齢による生活習慣病が7割前後を占めている。

調査対象は、37都道府県の121動物病院に来院し、2003年7月までの1年間に死んだ犬約3200匹、猫約1800匹。その結果、犬の平均寿命は11.9歳で12年前より3.3歳長くなっていた。一方、猫は9.9歳で、12年前より4.8歳長生きするようになった。

平均寿命を押し上げているのはワクチン接種で、犬の場合、ジステンパーなどのワクチン接種率が70.1%で、12年前の39.8%から急増。(読売新聞)

⇒いまや、ペットも感染症より生活習慣病の時代。


 夢のがん新薬「イレッサ」厚労省が有効性の再検討開始

製造元が「延命効果はない」との調査結果を公表したため、厚生労働省は専門家を集めて有効性の再検討を始めた。

昨年12月17日、英国の製薬会社「アストラゼネカ社」が28か国でイレッサを投与された1692人を調査した結果、がん細胞は縮小するものの延命効果は認められない、という自社商品の有効性を否定する内容。

3日後、米食品医薬品局(FDA)は規制強化の検討を開始。ア社は今年に入り、欧州連合(EU)での承認申請を取り下げた。

イレッサは35か国で承認され、投与された患者は推定で延べ21万人。日本では2002年7月、世界に先駆け、承認された。申請からわずか5か月。難治性がんの1つの肺がんが、副作用の少ない経口薬で治療できると期待が高まった。

ところが、承認から3か月後には急性肺炎などの副作用で13人が死亡、その後も増え続け、昨年12月28日現在、国内で投与された患者延べ8万6800人(推定)のうち、副作用によるとみられる死者は588人。

イレッサの有効性に関し、国内の専門家が注目しているのは、調査結果の“ただし書き”部分だ。「東洋人だけには延命効果があった」。「東洋人」とは、マレーシア人やタイ人で、日本人は含まれていない。

しかし、日本医大の工藤翔二教授は「日本人にも延命効果が期待できる」と評価する。イレッサは、がん細胞の増殖にかかわる遺伝子レベルの特定部位を狙い撃ちする「分子標的薬」。工藤教授は「人種によって遺伝子構造が違い、効果に差が出るのは当然」と言う。

余命わずかな患者へのイレッサの劇的効果を数多く見てきたという東京医大の加藤治文教授も、「承認取り消しになれば、患者から最後の延命手段を奪うことになる」と訴える。

一方で、危険性を訴える声は根強い。京都大大学院の福島雅典教授は、「危険性を過小評価し、見切り発車した。まさに薬害」と、厚労省の対応を批判。

厚労省が有効性の結論を出すメドは3月。福島教授は「日本人を対象に詳細な試験を行い、どういう人に効くのか、本当に効いているのかを早急に解明すべきだ」と訴えている。(読売新聞)

⇒「イレッサがなくなると困る」とのご意見も確かにあるようです。


 花粉症に緊急対策実施へ大量飛来に備え、厚労省(1/21)

尾辻秀久厚生労働相は、この春予想されているスギ花粉の大量飛散に備え、緊急の花粉症対策を実施することを明らかにした。

尾辻厚労相は「観測史上、1・2を争う多さの花粉が飛散すると予測されている。花粉にさらされないよう予防し、必要があれば早めに受診するよう国民に呼び掛けたい」と述べた。

緊急対策は、近く都道府県に通知して保健所などに住民向け相談窓口を設置。ポスター、パンフレットを通じてマスクや眼鏡の着用、早めの受診などを呼び掛ける。

医療機関向けには、アレルギー研究の中心的施設の国立病院機構相模原病院で治療法などの専門相談を受ける態勢を整える。

同省のホームページにもすでに花粉症特集を掲載。関連学会の認定した専門医リストや治療法などの情報を提供している。(共同通信)

⇒前々号でも触れましたが、いよいよ近づいてきたという感じでしょうか?
体質改善は日々の積み重ねです。スグに対策を!

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その他

 あとがき

本格的な寒さが続いていますが、皆様の身体は固まっていないでしょうか?

適度な運動は、免疫力を維持・向上するための有効な手段です。

是非、日々の生活に取り入れることをオススメします。

・運動する時間がない方へ ⇒ せめて風呂上りのストレッチを!

・ストレッチをする時間がない方へ ⇒ せめて背伸びを!

・背伸びをする時間もない方へ ⇒ ウイルスとお友達になれるカモ?

心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!


超ミネラル水通信・発行者

発行:エリアリンク社 代表 大久保隆

~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~


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